間接税

間接税とは、税金を払う人(納税者)と税金を負担する人(担税者)が同一ではない税のことです。
例としては、消費税、酒税およびたばこ税が挙げられます。
この税制の主なメリットは水平的に公平である点です。
水平的に公平であるとは、同じ金額を消費した人はみんな同じ税負担をするということです。
日本における消費税では、商品購入額に応じて誰であっても税負担が一律に固定されており、かつ納税しなければ商品を購入することができないため、水平的公平を満たしています。脱税はできない仕組みになっています。しかし消費税は食料、家賃および光熱費など生活するのに必要最低限なものに対しても適用されるため、高所得者の税負担率が小さくなり低所得者の税負担率が高まるという問題点があります。これは所得が多くても少なくても人間が必要最低限の生活をするときにかかる消費税は一定であることを考えると理解しやすいでしょう。つまり、消費税率を高くすると高所得者の税負担率よりも低所得者の税負担率の方が高まることを意味しています。このような性質のことを累進の逆であるという意味で逆進的であるといいます。これは垂直的公平の観点からは好ましくないとされており、水平的公平と垂直的公平とはトレードオフの関係にあるといえます。