直接税

直接税とは、税金を払う人(納税者)と税金を負担する人(担税者)が同一である税のことです。
例としては、所得税、法人税、相続税、贈与税、住民税および固定資産税が挙げられます。
この税制の主なメリットは垂直的に公平である点です。
垂直的に公平であるとはどういうことかというと、所得が多い人は多く税負担をし、所得が少ない人は少なく税負担をするということです。日本における所得税では、所得に応じて税負担率が累加する累進課税制が採用されており、高所得者の税負担率が高くなるため垂直的公平を満たしています。しかし、職業の種類によっては所得自体を正確に把握できない場合があるため、所得が同じであっても税負担率が異なるという事態が発生するという問題点があります。給与所得者(サラリーマン)の場合、所得税は給与や賞与から予め天引きされる形で納税するため未納となることは原則としてありません。一方、給与所得者以外である自営業者や農家などの場合、所得税は1月から12月までに発生した所得を元に各自で所得税額を計算して申告・納税します。これは確定申告と呼ばれるものですが、各自で行う点がくせ者で中には所得をごまかして脱税する人もいます。こうして所得税の不平が生まれることになります。